「私はふつうのおばさんなので」と仰られる貝崎さんですが、「静」の趣味が茶道・戒壇めぐり、「動」の趣味がバンド演奏(パート打楽器)と、私には到底「ふつうのおばさん(笑)」とは思えないアーティスティックな方です。貝崎さんのお母様は画家でらっしゃいましたが、ひとつ、我が家に絵を譲っていただき、大切にしています。
貝崎さんとお話ししていると、いつも新しいもの・楽しいことに出会える気がしています。ご自身でも「スイッチが入るとすごく元気」と仰るのが印象的です。そんな貝崎さん、ハスワークにはいつごろ出会われましたか。
2019年7月、愛知県安城市にある本證寺(ほんしょうじ)さまでハスワークが開かれていて。 そこで一目ぼれしました。
本證寺さまはハスの鉢分けなどもされているお寺さまですよね。
蓮そのものが、元々好きです。親の出身地が「蓮の名所」だったり、親の納骨堂が「蓮華堂」だったり、それに、自分で(植物の)蓮を愛でたり育てたりもしています。そんな点と点として「内在」していたものが、「線」となって、「面」となったと感じています。蓮の花が落ちた後の、枯れた蓮田がかっこよく見えたりもしますね。
その点と点が繋がりながら、その中でハスワークに出会ってくださったと思うと、とてもありがたいです。
私が主催するハスワークも、いまだに点と点なのかも知れません。時に「なぐさめ」の時間になっていたり、「逃げ場」、「ほぐし」という言葉が合うときもあります。また、「エネルギー充電」、「供養」、「心がほぐれたり、充電したりの共有」が起きるときもあります。変化し続けています。
確かに、ワークショップって「生きて」いますよね。ハスワークのなかには、いつも静と動を感じますが、貝崎さんは、その辺の繊細な情景を、いい距離感で眺めておられる、そんな気がします。
ワーク中の会話のリードはなかなか繊細だと感じています。ですから、世間話にならないように気をつけていますし、開催前は必ずガイドラインを読み直しています。そして咲いてくるハスは、その人の分身だと思っているので、どのハスも大事にしたいと思いますし、どのハスも好きですね。
貴重なお話ありがとうございました。
いえいえ、こちらこそこれからもよろしくお願いします!
貝崎 智子(愛知県)
愛知県知立市在住主に岡崎市宇頭町にある「はなのき村」という喫茶店でハスワークを主催。喫茶店のマスターご夫妻の雰囲気と、貝崎さんの場づくりが秀逸です。
連絡先Facebook:ともこ貝崎/活動名:〜蓮とともに〜ともこtomoki1219@docomo.ne.jp