華蔵寺・藤井沙希(群馬県)


公私ともにお忙しいなか、名古屋にお越しの際に、お声かけてくださりありがとうございました。初対面にも関わらず、お互いに「ハスワーク中に出会ってしまった」話で盛り上がり、どんどん場の熱が上がっていったことを覚えています。ありがたい出会いでした。

さきさんとハスワークの出会いを教えてください。

2023年3月11日に、あるお寺の娘さんに誘われてハスワークに参加しました。当時2歳の娘を連れて参加して、皆さんに迷惑をかけたらどうしようと思っていましたが、皆さんとても優しく、心地良い気持ちでハスを作れたことにとても感動しました。
ハスワークへ参加した際の感動が忘れられず、自分でも開催できたらと思うようになりました。

さきさんは普段はどんなことをされているのですか?

群馬県伊勢崎市華蔵寺町にある華蔵寺というお寺で寺庭婦人(住職の妻)として勤めています。宗派は天台宗で、宗祖最澄様の「照千一隅」・「忘己利他」という言葉や精神に感銘を受けて、お寺での花手水やワークショップ、回向(えこう)というボランティア活動を行っております。

ハスワークを実際にやってみていかがでしたか?

はじめてのハスワークは、近所の檀家のお婆ちゃんと妹さんとその方のお家でたった3人での開催でした。そのお婆ちゃんは癌を患っていましたが、「今日は調子がいいのよ~」とのことで急遽のハスワークとなりました。
「(薬の影響で)うまく貼れないわぁ」「そんなことない、上手上手!」「そう言えばこないだね~」なんて他愛のない時間を過ごしました。
終わった私は真っ直ぐな光が見えたような気して、感動で涙が込み上げて来ました。
そうだ!私がしたいことはこれだったんだ!他愛のない大切な時間を皆さんと過ごすこと。
綺麗に美しく作るのが目的ではなく、その場や製作中の時間が楽しくて心地良いからこそ、出来上がったハスが輝いて見えるのだと。
そのお婆ちゃんはそのハスワークから3ヶ月後に亡くなってしまいましたが、本当に大切なことをたくさん教えていただきました。

そうだったんですね。実際にわたしがさきさんにお会いしたのは、その後でしたよね。

はい、その後やっと華蔵寺でのハスワークの開催が決定し、その前に主宰であるヨンヒさんにお会いする!と心に決めておりました。ちょうどタイミング良くお話会をされていたので、名古屋へ伺うことに決めました。
ヨンヒさんにお会いして、「すっごい普通の方だ!良かったぁー!」って思いました(笑)。全く偉ぶる様子もなく群馬から突然来た私を受け入れてくださいました。「私、この人のこと好きだなぁ。話をしていると心地良いなぁ。」と、ポカポカした気持ちになったことをよく覚えています。

そんな風に言ってくださってありがとうございます!
これからもどうぞよろしくお願いします。

藤井沙希(群馬県)

群馬県伊勢崎市華蔵寺町にある華蔵寺で寺庭婦人(住職の妻)として勤務。宗派は天台宗。宗祖最澄様の「照千一隅」・「忘己利他」という言葉や精神に感銘を受け、お寺での花手水やワークショップ、回向(えこう)というボランティア活動を行っている。